「エレメント」構造デザイナー セシル・バルモンドの世界

「エレメント」構造デザイナー セシル・バルモンドの世界

世界的に有名な構造デザイナーであるセシル・バルモンドの展覧会になんとか間に合った。

セシル・バルモンドは伊東豊雄、レム・コールハース、アルヴァロ・シザをはじめとする多くの建築家と
協働してプロジェクトを手掛けている構造デザイナー。

展示会場にまず入って目の前に現れるのは天井から吊り下げられた高さ5.2m幅1.2mの”Banners” (バナー) 。
展示の一つのテーマである自然の中にある隠れた秩序が描かれているバナーの迷路をかき分けて前に進む。
「自然はもともと素晴らしくデザインされており、優れた仕組みを持っているものは良い形を持っている」
と考えるセシル・バルモンドのここは頭の中。

そこを抜けるとアクリルプレートに”Reciprocal Grid” (レシプロカル・グリッド)
と呼ばれる幾何学模様や数学的な成り立ちを図解している場所へ。
ここでは花や枝分かれの角度の根拠と黄金比との関係性が分かりやすかった。

その後が衝撃的な空間”H_edge” (ヘッジ)。
構造として単体では成り立たないチェーンやアルミプレートが、
お互いを引っ張り支え合うことで構造物に変化し、無柱空間を形成。
下の動画がその空間。

恐る恐る触れて(押して)みたらもの凄く強靭な構造だった。
どうやって造ってるかというと
ステンレスのチェーンを強い力で引っ張り、1mmほど伸びたところで
アルミプレートをはめ込み、4面の柱を形成。
これを1ユニットにして順番に組み上げていくそう。

その先の壁一面に、素数を視覚化した”Prime Wall” (プライム・ウォール)。
これは解析出来なかったけど、ある秩序を保って視覚化されたグラフィックは魅力がある。

久しぶりに興奮した展示だった。
ある根拠によって秩序が保たれたモノが好きだと再確認した。

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